セレッソ大阪は2日、本拠ヤンマーでガンバ大阪との大阪ダービーに臨む。大阪府は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下のため、無観客開催になる。

今季8年ぶりにC大阪へ復帰したレビークルピ監督(68)は1日、オンライン取材に対応。無観客試合を残念がったが「G大阪のユニホームが同じピッチに立てば気持ちが高ぶる。選手は期待に応えるプレーをしてくれるはず」と闘志を燃やした。

同監督は18年にG大阪監督に就任したが、その7月に成績不振で解任されている。その古巣について、ブラジル人指揮官は「特別な思いはない。私はブラジルでの経歴で1700試合以上指揮してきた。その中で数多くの古巣対決があった。(そこで学んだのは)今いるクラブのために尽くすのが、何よりも大事だということ」と、いつものように他クラブのことは無関心を強調した。

開幕から出遅れて下位に低迷するG大阪の状況については、ノーコメントとしながら「常にG大阪はいいチームを築いてきており、さらにダービーは何があってもおかしくない。リスペクトしつつ臨まなければならない」と警戒した。

入国制限で来日が遅れたFWアダム・タガート(27)、DFチアゴ(30)、GKダン・バン・ラム(27)や、故障していたMF坂元達裕(24)らも既にチームには合流しているという。出場の可否は「競争を勝ち取って、初めて試合に出られるもの。その見極めをここまでやってきたが、メンバーはまだ決めていない」と言葉を濁した。

C大阪は前節時点で6勝2分け4敗で5位、G大阪は1勝3分け3敗の17位にいる。【横田和幸】