北海道コンサドーレ札幌DF福森晃斗(28)がリベンジに燃えている。

4日、札幌・宮の沢で暴風雨の中、ボール回しで6日ルヴァン杯プレーオフの横浜F・マリノス戦(札幌厚別)に備えた。昨年のルヴァン杯準々決勝で敗退した相手と同じ。「無失点で抑えて複数得点を取れば有利に立つ。しっかり意識高くやっていきたい」と見据えた。

福森には払拭(ふっしょく)したい苦い思い出がある。昨年は1-1の同点からPK戦(4-5)で敗れた。4人目までお互い成功し、迎えた5人目のキッカーを務め、外して勝敗が決まった。直後は顔を手で覆って涙をこぼした。あれから9カ月。この日、リモート取材の対応前に「(報道陣から指名を受けたのは)去年PK外したからですか?」。そんな風に笑いに変えられるくらい立ち直り、言い切った。「厚別でPK戦で最後自分が外して、相手に決められて負けてしまった悔しい気持ちはみんなより人一倍ある」。次は勝利に導く。