J1清水エスパルスのルーキーMF成岡輝瑠(ひかる、18=静岡市出身)が、自らの課題に向き合い、アピールを続けている。25日は静岡市内で練習。約2時間のメニューを消化した。

中学からクラブ下部組織で過ごし、今季昇格した。昨季は2種登録選手として、トップチームの公式戦11試合に出場。だが、今季は厚い選手層に阻まれて公式戦出場はなし。「去年は勢いでやれた部分もあった。今は自分のパフォーマンスが、監督の要求に達していない」と現状を見つめる。持ち味は機を見た攻撃参加。その上で「課題は守備。プレーの強さや速さを意識したい」と力を込めた。

7~10日には、U-20日本代表候補合宿に参加。世代別代表の常連で、能力の高さは、誰もが認めるところだ。「10代のうちに何を残せるか。今がまさに勝負の時間だと思っている。チャンスをつかむために準備したい」。期待の新星が牙を研いで出番を待つ。【古地真隆】