J2アルビレックス新潟の高卒ルーキー、MF三戸舜介(18=JFAアカデミー福島)が復帰間近。

敵地で行われる7月3日ジュビロ磐田戦(エコパ、午後7時)出場へ向けアピールを開始する。29日はパス回しやミニゲームなどに参加した。三戸は21日ブラウブリッツ秋田戦(2○0)で相手選手のクリアボールが頭部を直撃。軽度の脳振とうを起こし前半43分に途中交代していた。約1週間ぶりとなるピッチでの練習後、「全然ふらつかないし不安もない。本格的な復帰へ向け準備を進めたい」と笑顔を見せた。

鋭いドリブル突破と強気なシュートで存在感を発揮する攻撃的MF。プロ1年目ながら12試合(先発3)に出場し1得点を記録している。負傷交代となった秋田戦でも右MFの位置で攻撃の起点となっていた。アルベルト監督(53)も「うまくいけば今週末の試合(磐田戦)でのプレーが可能」と、将来性豊かな三戸の復帰に期待する。

次節対戦する2位磐田は現在7試合連続完封勝利中と波に乗っているが、新潟が勝てば勝ち点44で並び、首位京都サンガの結果次第では得失点差で首位返り咲きの可能性もある。三戸は「強い相手だが、良い形で後半戦に入るためにも必ず勝ちたい」と気合を入れた。【小林忠】