J3アスルクラロ沼津は1日、磐田市内で東海学生1部・静岡産大と練習試合を行い、1-1で引き分けた。左サイドハーフで先発したFW今村優介(23)が先制ゴール。好調ぶりをアピールした。

前半7分、今村が右クロスを頭で合わせて先制した。「逆サイドから中に入ろうと意識していた。結果を出せたことは大きい」とうなずいた。本職はFWだが、今季はサイドハーフでもプレー。選手としての幅を広げている。「チームに貢献しつつ、自分の特長も出していく」と力を込めた。

現在リーグ戦は約1カ月半の中断期間に入っている。リーグ再開は、29日のアウェー今治戦(夢スタ、午後4時)。再開に向けて、今井雅隆監督(62)は「守備は下がり過ぎずにボールを奪いにいくこと。攻撃はパスの選択肢を増やすこと」と、攻守両面でのレベルアップを誓った。現在15チーム中12位に沈む。反転攻勢を仕掛けるため、さらなるチームの成熟に励む。【古地真隆】