18位ベガルタ仙台は逃げ切りに失敗し、3試合ぶりの勝利がこぼれ落ちた。

アウェーで14位柏レイソルと1-1でドロー。前半10分、FW赤崎のスルーパスに反応したFW富樫が、左足を振り抜いて幸先よく先制点を決めた。同ロスタイム、MF松下のロングパスをゴール前で受けたMF関口が、DF2人をかわしてフリーで右足シュート。しかし、GKに好セーブされ、追加点とはならず。後半33分に追いつかれた。好調だった富樫と松下の負傷交代も響いた。

富樫の先制ゴールは勝利につながらなかった。「スプリントし過ぎずにいい準備をしようと抜け出したら、いいボールがきた。左足もファーのコースが見え、振るだけというか、いいゴールだったと思います」。J2・V・ファーレン長崎から今夏加入。仙台デビューから6試合で3得点目を挙げた。ハーフタイムに退いたが、軽傷とみられる。DF石原は同点シーンを振り返り「失点は自分が取り切れるところを取り切れなかったのがすべてでした」と悔やんだ。

残り7試合で残留圏内の16位湘南とは勝ち点4差。残留に向けて厳しい戦いが続く。