セレッソ大阪の元韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)が、この日の徳島ヴォルティス戦にフル出場し、J1通算319試合出場を果たした。

クラブで最多出場だったMF森島寛晃(現社長)と並んでいたが、これで単独1位となり、新たな“ミスターセレッソ”が誕生したことになる。

キム・ジンヒョンは母国の大学卒業と同時に、09年に当時J2のC大阪に入団。今季がクラブ一筋13年目で、うち3年間はJ2でのプレーだった。J1では通算10年目で319試合の金字塔を打ち立てた。

歴代外国籍選手の中では、ヴィッセル神戸などで活躍したブラジル人FWマルキーニョスの333試合に次ぐ2位の記録。

J1では17年4月1日から166試合連続フルタイム出場を継続している。これはGK曽ケ端準(鹿島)の244試合、GK西川周作(浦和)の200試合、DF中沢佑二(横浜)の178試合連続に次ぐJ1歴代4位。

J1通算の完封数は90試合目で歴代8位、外国籍選手では最多となる。

192センチ、82キロの守護神は、韓国代表としては18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のメンバー入り。足技がうまく、抜群の反射神経でほとんどの試合でビッグセーブを披露する。日本語も堪能でチームでは副主将を務めている。

この日の徳島戦で浴びたシュートは3本と少なかったが、ゴール前で相手の攻撃を跳ね返した。試合後の取材対応はなかったものの、前節横浜Fマリノス戦で森島の記録に並んだことについて、キム・ジンヒョンは「すごくうれしい。森島さんのこと(功績)を考えれば、もっともっと、チームのために責任感を持たないといけない」とコメントしていた。

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