J2ジュビロ磐田が一戦必勝の姿勢で昇格をつかみ取る。7日にホームで2位京都と対戦(ヤマハ、午後2時)する。勝ち点2差の相手と迎える首位攻防戦に備え、5日は磐田市内で調整した。来季のJ1昇格は、3位長崎の結果次第で決まる条件付き。自力だけで決められない状況を踏まえ、主将のDF大井健太郎(37)は「負ければ順位は入れ替わる。優勝するためには是が非でも勝ちたい」と口元を引き締めた。

京都とは3月の前回対戦で4-3の打ち合いになった。勝利したが、決して簡単な相手ではない。体調不良で検査入院している鈴木政一監督(66)は次戦も不在。代わって指揮を執る服部年宏ヘッドコーチ(48)は「この試合が最後ではない」と話し、今季残り5試合を視野に入れている。

目の前の相手に勝つことが昇格への近道。大井は「まず京都に勝ちたい」とチームの思いを代弁した。【神谷亮磨】