12年ぶり8度目の出場となった近大和歌山が、PK戦の末に強豪・流通経済大柏(千葉)を破り初戦を突破した。

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藪真啓監督(39)は「予選が終わって流経さんに決まって、この戦い方しかないかなと。理想は1ー0、悪くてもPK勝ちと話をしていた。運もあって、選手たちも一生懸命戦ってくれた。最高の結果になった」。0-1の後半24分に、カウンターからのクロスにFW谷口金太郎(3年)が飛び込み同点ゴール。限られたチャンスをしっかりものにした。

何度も観客を沸かせたのは、MF畑下葵(2年)のロングスロー。長い助走から力強く投げ込むと、ボールはゴール前へ一直線。前半11分には、この日4度目のロングスロー。何度もゴール前に送り込み、相手を脅かした。

藪監督は「その局面が多くなると思っていた。かなり負担をかけたが、最後の最後までチーム引っ張ってチームの心臓としてやってくれた」と説明。敵陣の浅い位置、時には自陣からと多彩に使用。この日は得点にはつながらなかったが、勝利への数々の作戦が実った。

昨今の高校サッカー界で多く見られるロングスロー。今大会もキーポイントになりそうだ。

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