就任2年目を迎えたセレッソ大阪小菊昭雄監督(46)が23日、宮崎キャンプ初日の練習後にオンラインで取材に応じた。昨年8月末にコーチから内部昇格。シーズン最初から指揮を執るのは初めて。合宿は2月5日まで一般非公開で続く。主な一問一答は次の通り。

-宮崎での初日を終えた

小菊監督 あいにくの雨のスタートだったが、大阪と違って寒さはまったく感じなかった。(大阪で練習していた)選手も1度リフレッシュし、新たな環境で前向きに明るく取り組んでくれた。

-外国籍選手の状態は

小菊監督 FWタガート(昨年11月に左膝手術)とGKダン・バン・ラム(同9月に左肩関節脱臼)は、昨年のけががようやく癒え、フィジカルの状態を上げている。全体練習には入っていないが、もう少しのところまできている。FWブルーノ・メンデスは大阪での練習途中から合流し、徐々にメニューをこなしている状態で順調。

-昨年11月に右膝を手術したMF乾の状態は

小菊監督 今回の手術でまったく痛みがない状態。彼とも話したが、痛みがない状態でサッカーができる喜びを感じながら過ごしている。

-乾はチームの象徴である背番号8にも変更

小菊監督 相当な覚悟でいろんな思いを背負って変更したと思う。C大阪の歴史を見てきた選手。その思いとけがが癒えた今年、先頭に立って引っ張るんだという気持ちを出してやってくれている。

-DF西尾が日本代表候補合宿から戻ってきた

小菊監督 この1週間が彼の成長を加速させたと思う。本当に充実していたんだなという雰囲気だった。(DF瀬古がスイス移籍で抜けて)山下、鳥海、進藤、本当に素晴らしいセンターバックがいい競争をしてくれている。

-今季のシステムは

小菊監督 まずは選手の特長を把握し、選手が生きるシステムや配置を考えていきたい。守備と攻撃でいろんな状況で可変しながら、システムを使い分けられるようなチーム、遅攻と速攻などを使い分けるチームにしたい。それができる選手が今、集まってくれた。