J1清水エスパルスFWチアゴ・サンタナ(29)が急ピッチでコンディションを上げている。8日は2日間のオフを挟み、静岡市内で練習を再開した。得点源として期待が懸かるブラジル人助っ人はゲーム形式のメニューでも軽快な動きを披露。「状態は90%ぐらい。開幕までにもっとよくしていく」と力を込めた。

加入1年目の昨季は37試合に出場し、チーム最多13得点をマーク。「今年は昨シーズンの記録を超えたい」と目標を掲げた。オフには母国ブラジルに一時帰国。再来日後は隔離期間があったためチームへの合流は遅れたが、開幕に照準を合わせてきた。9日間の鹿児島キャンプでもコンディション調整を優先し、実戦2試合の出場を見送った。今週末に予定されている開幕前最後の実戦には出場意欲を示し「5分でも10分でも出て100%にもっていきたい」。

昨季は鹿島との開幕戦でチーム1号を挙げ、逆転勝利に貢献。2年連続での「開幕弾」を目指し、調整のペースをさらに上げていく。札幌との開幕戦まで11日。「1つでも多くのゴールを決めて貢献したい」と意気込むエースは今季もプレーでチームを引っ張っていく。【神谷亮磨】