J2アルビレックス新潟は5日に、デンカビッグスワンスタジアムでレノファ山口とのホーム開幕戦を迎える。

オフ明けの1日は聖籠町で練習を行った。MF島田譲(31)は地元サポーターの前での今季初勝利に向け、気合十分だ。

この日に行われたミニゲームで島田は利き足の左から好パスを連発。広い視野と技術を生かしてチャンスメークした。前節・大宮戦(2月26日、2△2)は1ボランチでフル出場。広範囲にパスを散らすだけでなく、敵陣にできているスペースを味方に瞬時に伝えるなど「足、眼、声」で攻撃を活性化させた。同点の後半ロスタイムには藤原の右クロスに飛び込むもシュートはミートせず。勝ち越しゴールとはならなかった。「(2点差を)追いつけたが勝ち点1には満足していない。2点取られても4点、5点取れるチームになっていかないと」。

チームは開幕から2戦連続のアウェー戦は2分け。J1昇格に向け、ホーム初戦では必ず勝ち点3を奪い、序盤で勢いをつけたい。「年間を通して上(J1)を基準とするし、そこで戦っているつもりでやる。より攻撃的に、相手を圧倒して勝つ」と力強い言葉を並べた。【小林忠】