浦和レッズが今大会最多6得点の快勝で、3試合ぶりの白星をつかんだ。

リカルド・ロドリゲス監督(48)は「非常に良かった。短い期間でタフな大会ですが、しっかりといい雰囲気の中で戦えていると思う」と手応えを口にした。

前半から豊富な運動量と連係で圧倒した。先制点は前半14分、右サイドから侵入したMFモーベルグがワンタッチで技ありのパスをDF馬渡に出し、右足を思い切り振り抜いてシュート。同39分にはFWシャルクが右足で2得点目。前半は10本のシュートを放った一方、相手にシュートを1本すら許さず主導権を握った。

後半に入ると完全に浦和ペース。後半3分にMFモーベルグが3点目を決めると、同7分にはMF小泉が左足を振り抜きゴール。同17分にはMF松尾も決めて、相手を攻め立てた。後半45分にはまたも松尾がダメ押しの6点目で締めた。

アシストと1得点の活躍を見せたMF小泉佳穂(25)は「チームとしても個人としてもゴールが生まれて、次につながるいいゲームだった」と振り返った。

浦和はこれで、30日の最終節を残して3勝1分け1敗。勝ち点で1位で並ぶ大邱(韓国)に直接対決で1分け1敗だったため自力首位通過が消えている。残る可能性にかけ、また2位で決勝トーナメントに進むためにも、他の4グループの2位と比較して成績上位3チームに入る必要があり、最終戦も大量得点での勝利を目指す。