J2ベガルタ仙台を運営する株式会社ベガルタ仙台が26日、仙台市内で株主総会を開催。3億円の増資が可決された。

未来のJリーガー誕生に心血を注ぐ。ベガルタ仙台の佐々木知広社長(66)は増資分の使い道について、債務超過解消に充てることを大前提とし「トップチーム、育成部門等の練習環境の整備に重点的に充てていきたい」と話した。ユース出身でトップチームに在籍しているのはGK小畑裕馬(20)ただ1人。佐々木社長は「育成の環境を見るとユースからトップチームに昇格できる選手が少ない。ベガルタ仙台の育成に入りたいお子さんが出てこないと、指導を強化しても、(昇格は)簡単にできるものではない。保護者の方が、ベガルタ仙台に預けて安心できる練習環境をつくっていきたい」と語り、「芝生の一面は持っているが、そのほかは借用しながらの練習で充実した練習ができない場面もあった」とトップチームの練習環境の整備を低迷を打破する解決策の1つに挙げた。