J2アルビレックス新潟のMF高木善朗(29)が「圧倒して勝つ」と宣言した。ホームで迎えるリーグ折り返しの初戦、19日秋田戦に向けて聖籠町で調整。前回対戦の第4節(3月13日)では雨でぬかるんだピッチの影響もあり、新潟らしいサッカーが展開できずに0-1で敗れた。それだけに「同じ相手に2回は負けられない。自分たちの土俵で圧倒したい」と言い切った。

トップ下で先発した前節11日のアウェー大分戦は巧みなフリーランから2ゴール。パサーとしてだけではなく、ゴールゲッターとしての能力を見せつけ、2-1の勝利を呼び込んだ。昨季は自己最多となる10得点14アシストを記録。今季もここまで6得点3アシストをマークする。「ゴールを取ると言う感覚を取り戻してきている。勝利につながるプレーを続けたい」。

新潟は勝ち点42で首位に立つが、気の緩みはなし。勝負のリーグ戦後半に向けて「ここからが大事。個人としてもチームとしても、もっとレベルアップして、厳しい戦いを勝ち抜きたい」と強い信念を口にした。【小林忠】