J1名古屋グランパスは、19日のジュビロ磐田戦(ホーム)で試験運用として「声だし応援」が可能になる。

17日の練習後、取材対応したプロ3年目のDF森下龍矢(25)は「豊田スタジアムでは初めてなので、本当にワクワクしています」と心待ちにした。

明大出身の森下は20年に鳥栖入りし、昨季から名古屋に加わった。そのため、本拠地での声出し応援は経験がない。

生え抜きで18年にトップチーム昇格したDF藤井陽也(21)からは「モリ君、満員の豊田スタジアムを知らないでしょう?」とイジられていたという。

森下は「僕はコロナが広まった年にプロになった。初めての経験なので、声出し応援があった埼スタのルヴァン杯(10日浦和戦)で、同じ温度で戦ってくれる人(サポーター)がいると感じられたことがうれしかった」と素直な心境を明かした。

チームは現在10位。次節で対戦する磐田は最下位に沈み、14日に伊藤彰監督を解任したばかり。森下は「次も自分たちのやるべきことをやれば、結果はおのずとついてくる」と気を引き締めた。

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【名古屋のホームでの「声出し応援」実施有無】

☆19日ジュビロ磐田戦=○

☆27日ガンバ大阪戦=×

☆9月14日川崎フロンターレ戦=○

☆同17日サンフレッチェ広島戦=○

※「声出し応援」は対象席種あり。10月以降は未定