“浪速のジョー”こと、セレッソ大阪のFW上門知樹(うえじょう・さとき、25)が、開始2分でスーパーゴールを決めた。2年連続の決勝進出へ、幸先のいい先制点になった。

DFマテイヨニッチの縦パスをMF奥埜が左足で前線へ。そのパスを受けた上門が、ペナルティーエリア付近から右足でゴール右へ得意のドライブシュートを決めた。

J2ファジアーノ岡山から今季、C大阪へ新加入。リーグ戦ではここまで14試合2得点、ルヴァン杯では10試合2得点になった。

本人は自身の名前について「上も下も読みづらい。名前を覚えてもらうには、活躍するしかない」とし、C大阪では愛称「浪速のジョー」の定着を目指してきた。

166センチ、61キロの上門は、豊富な運動量をベースに、前線で激しい守備をこなし、ショートカウンターなどの起点になれる。シュート技術も高く、登録はMFだが、今のC大阪が求める理想のFW像でもある。

沖縄県生まれで、沖縄県立与勝高、FC琉球(J3、J2)を経てJ2岡山で結果を残し、C大阪に引き抜かれる形で今季初めてJ1で勝負していた。