北海道コンサドーレ札幌GK中野小次郎(23)が17試合ぶり先発に意欲を見せた。3日、札幌・宮の沢で5日の最終節清水エスパルス戦(札幌ドーム)に向けて練習した。

守護神の菅野孝憲(38)は前節広島戦(2○1)で右ふくらはぎを負傷。中野に出場機会が巡ってくる可能性がある。「チャンスをいただけるなら、自分の価値を示せるチャンス。勝って1年を締めくくりたい」と勝利に導くつもりだ。

プロ2年目の今季はリーグ戦5試合に出場。先発フル出場した3戦は全敗した。「全然勝てなかった。自分のパフォーマンスを見せられなかった責任を感じている。コンサドーレがこの順位にいるのは僕が出た試合で負けたから」。2-5で敗れた6月18日川崎フロンターレ戦以来の先発へ「この悔しさをぶつけるチャンスが来た」とリベンジを誓う。

現在10位。勝てば8位浮上の可能性がある。前節で6年連続のJ1残留を確定させたが、4年ぶり1ケタ入りのためにも勝利を目指す。一方相手も残留のために勝利が必要で、必死に向かってくる。「試合の入り、前半を守り切るのが大事」と見据えた。チーム関係者から新型コロナウイルス陽性判定が8人出て「苦しいけど、勝利を目指していけたら」。ホームのピッチで最終節を迎える準備を進めている。