アビスパ福岡が、FC東京にホーム4連勝で4戦ぶり勝利を挙げて、5位浮上した。J1では16年から7戦無敗(5勝2分け)の好相性を発揮した。

“東京キラー”のFW山岸祐也(29)が決勝点を決めた。後半27分、FW佐藤凌我(24)がゴール中央で、相手守備に競り勝ち、後方にパス。それを受け「いい所に落としてくれたので、ゴールを見て流し込むというか、左足で枠をとらえるだけでした」。チームトップ5点目が先制弾になった。

昨季ホーム東京戦でも2得点しており、抜群の相性の良さだった。

1-3でホーム初黒星を喫した4月29日川崎フロンターレ戦からの修正が生きた。

長谷部茂利監督(52)は「簡単に崩され、簡単にシュートを打たれることを減らした」といい、ペナルティーエリアに侵入される回数減に取り組んだ成果でもある。

さらに、東京戦は強みの前線プレスと、ショートカウンターが中3日で復活。全体が連動する“鬼プレス”で相手の後方からのパスワークを寸断して、流れを引き寄せた結果の勝利だった。