川崎フロンターレがアウェーで浦和レッズに1-2で敗れ、B組最下位に転落した。最終節を残し、1次リーグ突破に黄色信号がともった。

前半3分にMF瀬川祐輔のゴールで先制するも、後半6分に失点。試合終了間際の後半44分にオウンゴールで逆転を許した。

キャプテンマークを巻いたMF脇坂泰斗は、公式戦3連敗を喫し、「切り替えが一番大事。大会が変わるので、ホームで食い止めるためにいい準備をしたい。ホームで負けることはあってはならない」と中3日で迎えるホーム柏戦を見据えた。

今季、リーグ戦は11位に沈み、5年で4度のリーグ制覇を果たした時代には見られなかった勝負弱さを露呈している。脇坂は「チームを勝たせる思いが全然足りない。声かけも。人任せにならないようにチームを引っ張りたい」と自分に言い聞かせるように絞り出した。

鬼木達監督も「サポーターのためにしっかり勝ちたかった。非常に残念に思います」。試合開始直後の得点を評価しつつ、後半の2失点を悔やんだ。

休む間もなく、28日に柏戦がやってくる。「負けたことはしっかり受け止めて次に向かっていきたい。とにかく選手には切り替えることを要求した。サッカーはそれの繰り返し。受け止めるべき所は受け止める。試合が続いていくので、人生と一緒で一歩ずつ前に行く」と切り替えの重要性を強調した。