J1首位を走るヴィッセル神戸は30日、神戸市西区のいぶきの森球技場でトレーニングを再開した。

この日の全体練習には、DF山川哲史(25)とDF本多勇喜(32)が不在だった。

28日のFC東京戦で負傷交代した山川の状況について、吉田孝行監督(46)は、「(症状の)リリースが出ると思う。そういうけが」と当面離脱することを明らかにした。FC東京戦では勝利したものの、3-0から2点を奪われた。「良くなかったのは、特に後半の後半。テツ(山川)がいなくなってから。リーダーがいなくなった」。安定感が増し、中心的な存在に成長していた山川の負傷は痛い。

同試合で鼻を負傷した本多も「日々の状況を見ながら」という状態で、6月3日の川崎フロンターレ戦の出場は不透明に。DF菊池流帆(26)やDF酒井高徳(32)が不在の中で、さらに主力2人が離脱した状況には、指揮官も「DFがいない」と頭を抱えた。

吉田監督は川崎について、「柏戦を見ると、去年の良い時のサッカーになっている感じ」。調子を上げる相手に対し、どのメンバーを起用するのか。今週はギリギリまでメンバー選定を悩むことになりそうだ。