FC東京(11位)が0-2から逆転し、サガン鳥栖(12位)を3-2で退けた。19年10月からリーグ8連敗中の相手から劇的な勝利を収めた。
開始直後は東京が押し込んだ。FWディエゴ・オリベイラを機転にボールを動かし、両サイドで幅を取るFW仲川輝人、MFアダイウトンのスピードを生かすシンプルなスタイルで攻め込みチャンスを作った。
決定機をものにできずにいると、同18分にMF河原のボールに抜け出しMF長沼に左足で押し込まれ先制点を献上。同32分には古巣対戦となったFW富樫にPKを決められ0-2とされ前半を終えた。
左サイドバックのDFバングーナガンデ佳史扶が同点劇を呼び込んだ。後半9分に得意の左足で高速クロスを供給。待っていたアダイウトンが合わせ1点を返した。
押せ押せムードの中、同14分に再び高精度のセンタリングを送った。こぼれたところをMF渡辺凌磨が左足で蹴り込み、約4分で同点とした。
後半42分、途中出場のMF俵積田晃太が渡辺のシュートのこぼれ球をゴール正面にたたき込み逆転弾。サポーターの元に走った。
FC東京は8月の第23節京都戦以来、リーグ5試合ぶりに勝ち点3を手にした。