16位柏レイソルは、アビスパ福岡に逆転負けで連勝が2でストップした。福岡は3連勝で、アジア・チャンピオンズリーグ出場圏内(3位)に勝ち点差3に迫る8位となった。

先制したのは柏だった。前半13分、左コーナーキックからDFジエゴが頭で合わせた。後半になると福岡が主導権を握る。後半9分、細かいパスをつないで中央突破。最後はMF紺野和也がネットを揺らして同点。直後の後半11分にも紺野のこの日2点目となる右足シュートで逆転。さらに後半20分にはFW金森が得点し突き放した。

柏は8月以降、公式戦は7戦無敗(4勝3分け)で失点はわずかに3と安定した戦いを見せていた。先制したら負けない自信もあった。だが、失点してから、立て直す間もなくすぐに逆転を許した。

試合後、柏の井原正巳監督は「内容的には立ち上がりからいい形だった。しかし試合は90分。自分たちの油断からの失点が続いたのは、まだまだ我々のチームに力がないということ。今まで、先制点を取ったら負けてはいなかった。少し、心に隙を持ってしまったのかなと思います」と振り返った。

7月16日のガンバ大阪戦以来の黒星となったが、井原監督は「いつかは負けるのがサッカー。残り6試合、立ち位置は厳しいのは変わらない。切り替えていかに連敗しないためにやっていくか。内容が悪かったわけではないのでポジティブにやっていきたい」と話した。