鹿島アントラーズは、川崎フロンターレに0-3で完敗し、8季連続で川崎Fからリーグ戦で勝ち点3を取ることが出来なかった。

ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表に招集されたMF佐野海舟(22)は、22日の深夜にサウジアラビアから帰国し、“中1日”で先発。持ち味の「ボール回収」だけでなく、浮き球パスや縦パスで好機を演出し、成長した姿を見せたが、チームを勝利に導くことは出来なかった。

佐野は「全ての面で相手の方が上だった」と完敗を認めた。日本代表の活動中、川崎F出身のMF守田英正、田中碧と練習することで縦パスの意識が芽生えたという。「自分の課題でもある。チャレンジしてやっていきたいと意識はした。(代表で)生き残って行くにはそれが必要だと思いますし、縦パスを入れられないとこの先、やっていけないと思って」。

自身の特長は消さず、プレーの引き出しを増やすことを目標に挙げた。代表の活動で得た新しい武器をさっそく発揮し、今後の成長につなげる覚悟だ。