米メジャーリーグサッカー(MLS)ロサンゼルス・ギャラクシーが、川崎フロンターレのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会日本代表DF山根視来(29)の獲得に動いていることが9日、分かった。複数の関係者によると、既に正式オファーが届いているという。

ロサンゼルス・ギャラクシーはMLSカップで最多5度の優勝を誇る名門。かつて、イングランド代表MFベッカム、MFジェラード、スウェーデン代表FWイブラヒモビッチらが所属していた。

今夏、日本代表の主将を務めたDF吉田麻也が加入したが、今季はレギュラーシーズン西地区で14チーム中13位に終わっていた。来季の巻き返しを図るべく、代表経験があり、攻撃的センスと1対1の守備の強さを持つ右サイドバックの山根に白羽の矢を立てた模様だ。

山根は桐蔭横浜大、湘南ベルマーレをへて20年に川崎F加入。豊富な運動量と鋭いドリブルに、クロス、シュートを武器として開幕から右サイドバック(SB)の定位置をつかんだ。

右サイドのMF家長昭博とのコンビで得点やアシストを重ね、不動の右SBとして2度のリーグ優勝、そして今回2度目の天皇杯制覇に大きく貢献していた。