川崎フロンターレは22日、来年1月1日のタイ戦に臨む日本代表メンバーに追加招集されたJ2ヴァンフォーレ甲府DF三浦颯太(23)を獲得したことを発表した。

中学時代は東京の下部組織に所属し、帝京高、日体大、今季から甲府に入団した。序盤こそ左膝負傷で離脱したが、左サイドバックの即戦力として21試合(1475分)に出場。初参戦のACLでもホームのメルボルンC(オーストラリア)戦、敵地ブリラム(タイ)戦に出てJ2勢で史上初の決勝トーナメント進出に貢献した。

三浦はクラブを通じて「川崎フロンターレという素晴らしいクラブでプレーできることを幸せに思います。自分の出せる力をすべて出して、ひとつでも多くのタイトル獲得に貢献できるよう日々努力していきます!」とコメントしている。

川崎Fは今季守備陣に負傷者が多く、失点数45と安定しなかった。サイドバックで主力の登里享平(33)山根視来(30)はベテランの域にさしかかっており、三浦の加入で競争力が高まる。最終ライン強化に1対1の強さなどを持つ存在として期待される。

 

◆三浦颯太(みうら・そうた)2000年(平12)9月7日、東京都生まれ。東京U-15むさし、帝京高から日体大を経て23年に甲府入り。前年9月にはU-23日本代表のカンボジア遠征メンバーに招集された。今年からプロ契約としてリーグ戦21試合、ACL3試合に出場。利き足は左。178センチ、74キロ。血液型B。