川崎フロンターレは30日、MF脇坂泰斗(28)が今季の主将に就任したことを発表した。副主将は、小林悠(36)瀬古樹(26)山田新(23)、新加入の丸山祐市(34)が務める。

クラブのレジェンド、中村憲剛氏以来の14番を背負う主将となった脇坂は「昨年もいたメンバーは最後に天皇杯を優勝して、仲間で得るタイトルがこんなに素晴らしいんだと経験できたので、今年はより多くの喜びを選手、スタッフ、サポーターと分かち合いたいと思います」と抱負。「良い時や悪い時があると思いますが、助け合って頑張っていきましょう」と呼びかけた。

17年~19年に主将を務めた小林は、「自分の経験をチームに生かし、みんなでひとつの目標に向かって良いチームを作れるように、そして、ヤスト(脇坂泰斗)のサポートをできるようにしたいと思います」

前所属の横浜FCで主将経験のある瀬古は「脇坂選手をサポートして、チームを俯瞰(ふかん)して方向性をつけていきたいと思います。立場で何かが変わるわけではありません。今まで通り自分のプレーをして、チームに貢献していきます。」

大卒2年目の山田は「経験は浅いですが、タイトル獲得に向けて自分のできることを精いっぱい頑張ります」とシンプルにコメントした。新加入でいきなり大役を任せられた丸山は「まずは、副キャプテンに選んでいただいて、うれしく思います。タイトル獲得に向けて、脇坂キャプテンを中心にチームが一体感を持てるよう、ピッチ内外でサポートするために最大限の努力をします!」と力を込めた。

昨季はMF橘田健人(25)が主将を務めて、天皇杯優勝に導いた。