明治安田Jリーグが23日に開幕する。今季は開幕前のJ1間の移籍が活発で、エース級の「玉突き移籍」も起こった。湘南で昨季13ゴールのFW大橋祐紀が広島に移籍。湘南はその穴を埋めるように福岡から21年J2得点王のFWルキアンを加えた。2年連続2桁得点のFW山岸祐也も名古屋に抜かれた福岡は、広島との契約更新が発表されていた元スイス代表FWベンカリファを急きょ獲得した。

GKもJ1間で入れ替わり、横浜は正GKだった一森純がG大阪に復帰したことで、町田のJ1初昇格に貢献したポープ・ウィリアムを獲得。その町田にはG大阪からベルギー2部デンデルへ期限付き移籍していた東京五輪代表GK谷晃生が加入した。

さらにDF中谷進之介が名古屋→G大阪、MF田中駿汰が札幌→C大阪(札幌時代はDF登録)、MF渡辺凌磨が東京→浦和、MF高宇洋が新潟→東京など不動の存在だった実力者がJ1の新天地へ。古巣とのアウェー戦ではサポーターからのブーイングは必至か。