左足ふくらはぎの肉離れで離脱していた川崎フロンターレFW小林悠(36)が26日、神奈川・川崎市の麻生グランドで、全体練習合流後、初めて取材に応じて今季の意気込みを語った。

昨年12月の天皇杯決勝で負傷した箇所を、1月のキャンプで再び痛めたが、先週から全体復帰を果たしたという。「問題なくやっています」と状態を明かし、「きつい練習をしているけど、ゲームはまた違う。ゲームに近いような練習もしているので、コンディションを上げていきたい」と実戦復帰にも意欲をみせた。

チームはすでに、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)や富士フイルムスーパーカップ、Jリーグ開幕戦と4試合を戦っている。「まだ始まったばかりなので、チームの力になれるように頑張りたい」。

3月1日には、元チームメートのGK川島永嗣(40)擁するジュビロ磐田と対戦する。日本代表でもともに戦った仲間とのJリーグの舞台での再戦に「本当にいいGKなので、簡単には(得点を)許してくれないと思いますけど、永嗣さんがとれないところに打てれば入ると思う。いいコースを狙ってチャンスで決めたい」と力を込めた。

FW陣は、新加入のエリソン(24)が3戦3発と結果を出し、山田新(23)やゴミス(38)らが激しいポジション争いを繰り広げている。「まずは競争に勝たないと(メンバーに)入れない。自分は自分の良さで勝負したい。それを出せればチームが良くなる」と熱い思いをたぎらせた。【佐藤成】