セレッソ大阪は鹿島アントラーズ相手に圧倒的に攻めながらも、セットプレー1発を浴び1-1で引き分けた。中盤のMF香川、奧埜、新加入の田中が完成度の高い連係を見せ、両サイドバックが攻撃の組み立てに加わり攻撃を活性化させた。

後半13分、左サイドの崩しからエースFWレオ・セアラの得点で先制。だが、終盤にセットプレーから1発を浴び、開幕戦の前節FC東京戦に続き、勝ち点3を逃した。

シュート数は鹿島の5本に対し10本。C大阪の小菊昭雄監督は、終盤の失点を猛省しながらも「前半は、素晴らしいゲーム内容だった。2試合終えて負けてないのはポジティブ。負けないチームに成長していると実感しながらも強くなっている」と振り返った。

MFルーカス・フェルナンデスが右太もも裏を気にするそぶりを見せ途中交代。得点源のレオ・セアラも負傷交代した。攻撃の要の交代に、指揮官は「筋肉系のトラブル。本人も『重症ではない』と言っているが、大阪で検査をしてドクターの見解を聞いてジャッジしていきたい」と話した。【岩田千代巳】

【J1】神戸-柏、名古屋-町田、鹿島-C大阪、FC東京-広島など/スコア速報