徳島ヴォルティスジュニアが地元で歓喜V。エストレーラス高知との決勝は第1ピリオド8分、柴田悠妃(6年)の右フリーキックで先制。第3Pに柴田が2点目、湯浅裕次郎(6年)のヘッドで3-0と圧倒。徳島ヴォルティスが21年以来3年ぶりとなる四国代表の座を勝ち取り、全国の強豪16チームによる決勝大会「JA全農チビリンピック2024」(5月3~5日、神奈川・日産スタジアムほか)への出場権を獲得した。

ゴール右寄り10メートル地点、フリーキックのチャンス。柴田が右足インサイドで振り抜いたボールはキーパーを交わし、ゴールネットを揺らした。「FKは、もともと得意。絶対に決めたかった」。第1Pの先制弾は、徳島ヴォルティスジュニアを勢いづける。第2Pこそ互角も最終P9分、柴田がゴール。今度はキーパーがはじいたルーズボールに反応して押し込んだ。11分には、湯浅が西本圭悟からのボールに頭で合わせて3点目。徳島ヴォルティスジュニアが地元で躍動。3年ぶりの四国王者に輝いた。

行友監督は「地元開催で保護者も多く観戦に来ていたので、結果を出すことができて良かった」と安どの表情。「第1Pの先制で緊張もほぐれたのでしょう。ピッチ内でもベンチからも元気な声が出ていた」と続けた。前回の全国決勝大会は悔しい1回戦敗退。「前向きに、元気に、まずは1勝を」と雪辱を期す。

第1日の開会式で元気よく選手宣誓をした木内來芽(らいが)キャプテン(6年)は満面の笑顔で「元気で、負けず嫌いで、あきらめないのがモットー。ポジショニングを生かして優勝を狙う」と意気込む。決勝2得点の柴田も「ハットトリックを狙ったが、全国大会にとっておきます」と笑いつつ「何人か抜き去ってのゴールがいいなー」と青写真を語った。3点目の湯浅も「チームが(全国大会)いいスタートを切れるようなゴールを決めたい」。チーム全員が前へ、前へ…徳島ヴォルティスジュニアが元気いっぱいのプレーで、四国勢初の全国表彰台の座を取ってみせる。

ベスト4以降の結果は以下の通り。

▽準決勝

エストレーラス高知1-0DESAFIO CLUB DE FUTBOL

徳島ヴォルティスジュニア2-0F.C.コーマラントジュニア

▽決勝

徳島ヴォルティスジュニア3-0エストレーラス高知

▽3位決定戦

DESAFIO CLUB DE FUTBOL3-0F.C.コーマラントジュニア

【副賞】

 ▼徳島すだち微炭酸飲料、ザすだち飲料、ザすだちカート缶飲料(JA全農とくしま)

 ▼POMポンジュース、POM愛媛みかんストレート、POM愛媛河内晩柑(JA全農えひめ)

 ▼ほんまもん麦茶、ほんまもん緑茶、おいでまい無菌パック(JA香川県)

 ▼土佐の緑茶、土佐の番茶、高知ゆずドリンク(JA高知県)

 ▼インスタントごはん、ミルクティー(JA全農)

<主催>日刊スポーツ新聞社<後援>日本サッカー協会<特別協賛>全国農業協同組合連合会(JA全農)<協賛>高知県農業協同組合、香川県農業協同組合<主管>四国サッカー協会、徳島県サッカー協会第4種委員会