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【浦和】前京都監督の曺貴裁氏就任に関して田口社長が異例の8523文字メッセージ 全文

[2026年6月16日17時24分]
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浦和の田口誠代表取締役社長(2023年8月撮影)
浦和の田口誠代表取締役社長(2023年8月撮影)
  • 声を詰まらせ退任のあいさつをする京都曺貴裁監督(2026年5月撮影)

浦和レッズは16日、26-27年シーズンの新監督として、前京都監督の曺貴裁氏(57)の就任を発表した。就任にあたり、浦和の田口誠代表取締役社長は異例の8523文字のメッセージをつづった。曺氏は2018年の湘南ベルマーレ監督時代にパワハラ行為が発覚して退任している。サポーターの間には心配の声も出ていただけに、監督として招へいした理由、チーム内のガバナンス、コンプライアンスの徹底などを丁寧に説明した。

過去の曺氏のパワハラに対する心配、不安を払拭するため、言葉を尽くした。田口社長は「“厳しさ”とは言わずもがな、社会倫理に反した形で強要するものでも、されるものでもありません。また、クラブ理念やスポーツマンシップに反する思想に基づいた、手段を問わない勝利至上主義とも大きく異なります」とパワハラとは無縁であることを強調。「浦和レッズは、この理念と正面から向き合い、自らの意志に基づいて日々全力で挑戦し続けることや、そうした姿から、人々の心を動かすことのできるアスリートであろうとする姿勢を常に保ち、サッカー競技を通じて自己成長を目指し続けることを“厳しさ”と定義し、チームや選手、スタッフに対して求め続けています」とした。

監督就任後も「定期的に実施しているクラブ・チーム間の連絡会議への参加などを通じ、クラブも一体となって曺貴裁新監督体制をサポートしていきたいと考えております」とコンプライアンス順守を徹底していくことを確認。「私ども浦和レッズは、いかなる場面においてもハラスメント行為は不要であると考えており、そうした行為を許容することは決してありません」と続けた。

曺氏と目指すサッカーについては「攻撃においては前方向に最短最速でゴールを目指し、何度もそれを連続することで相手を圧倒することを目指します。守備においては、相手陣地では連動したチームとしての守備をベースにボールを奪いにいき、自陣では攻撃に繋げることを大前提に、ゴールを守ることへの強い執着を持った守備を行います」とした。

異例の長文のメッセージについては「みなさまのご不安やご不満の全てを解消することはできていないかとも思いますが、可能な限り誠実に、自身の心と言葉をもってご説明させていただいた次第です」などと記した。

以下全文

曺貴裁監督の就任にあたり(代表メッセージ)

2026/6/16

浦和レッズは2026-27シーズン、男子トップチームの監督に曺貴裁氏を迎えることといたしました。

まずは本監督人事につきまして、京都サンガF.C.様、および浦和レッズからのリリースに先行する形で報道が為されたことで、みなさまにご不安やご心配をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます。各種報道をきっかけに、多くの方々、とりわけ浦和レッズのファン・サポーターのみなさまからさまざまなご意見を頂戴いたしました。

多くの方々に愛していただいている浦和レッズというクラブをお預かりする者として、クラブに直接頂戴したご意見はもちろんのこと、間接的にお寄せいただいたご意見につきましても、可能な限り目を通させていただく中で、過去における新監督就任時に行ってきたご説明以上に、言葉を尽くしたご説明が必要であると強く感じております。

6月30日をもって代表の座を退く身ではございますが、本監督人事の最終決裁者として、自らの心と言葉をもって説明責任を果たさせていただきたく、すべての浦和レッズファン・サポーターのみなさまに向け、私ども浦和レッズがどのような検討プロセスを経て今回の監督人事を行ったのか、そしてこのクラブは何を大切にし、誰と、どこへ向かっていきたいと考えているクラブなのかを、以下にご説明申し上げます。

監督人事の意思決定プロセスについて

堀之内スポーツダイレクター(SD)を中心とした、トップチームチーム強化担当者は、浦和レッズのチームコンセプトをピッチ上で体現できる選手や、その可能性を高めることのできるスタッフのリストアップ、および同リストのアップデートを常時繰り返しながら、適切なタイミングでチームに迎え入れるための準備を行っております。

今回の監督人事に関しましては、平時より行っている上記リストアップとそのアップデート、およびチームの現況分析とを繰り返し行う中で候補者を抽出し、さらなる詳細な分析を加えながら進めてまいりました。そのうえで、最終的には堀之内SDから、曺貴裁氏を含む複数の最終候補者に関するプレゼンテーションを受け、浦和レッドダイヤモンズ株式会社の社内決裁規定に倣い、クラブの代表でありトップチーム人事における最終決裁者である私が同氏への就任オファーを承認いたしました。

同プレゼンテーションにおいては、チーム評価用の各種KPIを中心としたデータに基づくチームおよび選手の客観分析をベースに、チームコンセプトに軸足を置いたチーム力の向上という継続性の観点を踏まえ、監督職者に求める要素と各候補者の適合性についての多角的な説明が行われ、導き出された第一候補者として、曺貴裁氏と共にJ1リーグ優勝、そして再びアジアで闘い、世界大会の出場、勝利を目指したいという結びとなっておりました。

各種先行報道を受けてお寄せいただいたご意見の中には、曺貴裁氏のパーソナリティと、私ども浦和レッズがチームや選手、スタッフに求める「厳しさ」との関係性について疑問を呈するものも多く含まれておりました。その点について、どういった考えをもって私が同氏を第一候補者とすることを承認したのか、以下にご説明させていただきます。

浦和レッズがチームや選手、スタッフに求める「厳しさ」とは、言わずもがな、社会倫理に反した形で強要するものでも、されるものでもありません。また、クラブ理念やスポーツマンシップに反する思想に基づいた、手段を問わない勝利至上主義とも大きく異なります。

浦和レッズの選手理念には、「サッカーを極め、勝利を追求する」という言葉があります。

浦和レッズは、この理念と正面から向き合い、自らの意志に基づいて日々全力で挑戦し続けることや、そうした姿から、人々の心を動かすことのできるアスリートであろうとする姿勢を常に保ち、サッカー競技を通じて自己成長を目指し続けることを「厳しさ」と定義し、チームや選手、スタッフに対して求め続けています。

このたびの監督人事におきましては、相応の時間をかけて収集した情報に基づき、曺貴裁氏がこの定義における「厳しさ」をクラブと共に追求していくことのできる監督であり、またその追求を監督任せとはせず、共に取り組んでいける体制がトップチーム内に整っていることを確認したうえで、J1リーグ優勝、そしてアジア、世界での闘いに歩を進めることの実現性を高められる人事であると判断し、曺貴裁氏の招聘を承認いたしました。

トップチーム内のガバナンスについて

前項内にて、このたびの監督人事を承認するにあたっての一つの判断理由に、「厳しさ」の追求を監督と共に取り組んでいける体制の存在を挙げさせていただきました。その点について、具体的なご説明をさせていただきます。

2024シーズン終了後、男子トップチーム内に「チーム管理担当」というグループを新設いたしました。チーム管理担当は、トップチーム内に居ながらにして競技には直接関与せず、堀之内SDを中心としたチーム強化部門の支援や、池田ハイパフォーマンスコーディネーターを中心としたメディカルスタッフの支援、そして、チームとクラブとの連携に関連したあらゆる業務を担務領域とする部門です。それが故に、チーム強化部門やメディカルスタッフ陣への効果的なサポートを実現するために必要となる知識や献身性だけではなく、クラブ内の各事業部門や経営陣との連携に際し、経営面、事業面における知識や経験も必要となるため、パートナー営業、マーチャンダイジング、広報、PR、マーケティング、競技運営、総務などの豊富な実務経験を持つスタッフによって構成されております。

従前より私どもはチーム強化を聖域とはせず、また属人的なものであっても、精神論に頼ったものであってもならないと考えてまいりましたが、その考えに基づきチーム管理担当は、トップチームが聖域やブラックボックスにならず、また孤立することもないよう、客観性を保ちながら、クラブの立場からチームをサポートしております。

チームは、強い心と体を持ったプロフェッショナルたちの集合体であり、生き物です。そのため、日々さまざまな、時に予測不能な出来事に直面することもあります。そうした事態に於いても、クラブがチームをサポートするうえで必要なことは、チームの状況を遅滞なく適時適正に把握し、対応し、選手やチームスタッフが競技に集中できる環境を整備しながら、クラブとチームが共に進むべき方向を、常に正しく示し続けることです。チーム管理担当には、これらのことを競技面での成否に影響されることなく粛々と行うことが求められますが、その体制が構築され、実行可能な状態にあると判断したため、前項に於いてそうした趣旨のご説明をさせていただいた次第です。

コンプライアンスの徹底について

まず前提といたしまして、浦和レッドダイヤモンズ株式会社という企業、そして浦和レッドダイヤモンズというプロサッカーチームは共に、コンプライアンスの概念を法律・規則の遵守のみに限定せず、社会倫理や企業倫理の尊重を含めた、誠実かつ公正な行動の原理原則と定義し、その徹底に最大限努めると共に、それに反する事象を黙認、容認することは決していたしません。

曺貴裁氏を新監督の第一候補者とすることの是非判断を下すにあたりましては、上記倫理観を持つクラブの代表として、そしてこのクラブを、ホームタウン、パートナー、そしてファン・サポーターのみなさまなど、浦和レッズに思いを寄せてくださる全てのみなさまからお預かりする者として当然のことではございますが、同氏へのリスペクトとは別の問題として、同氏が過去に指揮を執っていたJリーグクラブにおいて選手・スタッフに対するパワーハラスメントに該当する行為が認められ、Jリーグおよび日本サッカー協会による資格停止などの処分が科された事実を軽視することはできませんでした。

パワーハラスメントは2020年6月に施行、2022年4月に改正された労働施策総合推進法により、「優越的な関係を背景に、業務上必要かつ相当な範囲を超えて、身体的もしくは精神的苦痛を与えること、又は就業環境を害すること」と定義されております。

この法整備がなされて以降、スポーツの指導現場においても指導のあり方があらためて整理されるという健全な流れが生まれたものと理解し、賛同もいたしておりますが、私ども浦和レッズは、同法において定義、禁止されているこれらの行為について、法律によって禁じられている行為だからという理由のみにしたがって行わないのではなく、スポーツの指導現場において不要であり、排除されるべき行為であるという認識からも、強く否定いたします。たとえ競技力の向上を目的としていたとしても、そうした行為を許容する余地は微塵もございません。またこの考えは、曺貴裁氏の就任有無とは関係しない普遍的な考えであり、将来に渡って浦和レッズに在籍する全ての選手、スタッフへの当然の要求です。これらの考えについては曺貴裁氏、堀之内SDを始めとしたチーム強化スタッフと再度確認し合ったうえで、その認識に差異が無いことを確認、確信しております。

しかしながら一方で、パワーハラスメントに限らないハラスメント行為は、誰であっても加害者、被害者になる可能性を完全に消し去ることはできないものであり、そうであるからこそ、周囲の環境や対応が重要となる社会問題であると理解しております。

曺貴裁氏が過去にそうした過ちを犯した事実と、謝罪、反省を経て約5年半に渡りプロサッカーチーム、プロサッカー選手の指導を誠実に行ってきた事実。どちらも消えることの無い事実ですが、いずれの事実も、今後ハラスメント行為が起きてしまうことの裏付けにも、起きないことの裏付けにもなりません。

重要なことは、曺貴裁氏という指導者と浦和レッズというクラブが、競技面だけでなく、精神面においても互いに求め、求められると評価し合えるかということ。そして、誰が新たな仲間として加わるとしても、浦和レッズというクラブが非科学的な性善説にも性悪説にも立たず、パワーハラスメントに限らない各種ハラスメント行為に対し、防止(指導・研修、牽制、緊密連携)、早期発見(監視、ヘルプライン、レポートライン)、発生時対応(是正体制、外部連携)などの備えを適正に行えているかという点検を常に怠らず、それらを機能させ続け、適宜毅然とした対応を行うことと理解しております。曺貴裁氏とはこれらについて合意しており、定期的に実施しているクラブ・チーム間の連絡会議への参加などを通じ、クラブも一体となって曺貴裁新監督体制をサポートしていきたいと考えております。

繰り返しとなりますが、私ども浦和レッズは、いかなる場面においてもハラスメント行為は不要であると考えており、そうした行為を許容することは決してありません。

選手やチームスタッフ、クラブスタッフが安心して競技、業務に専念できる環境整備に引き続き務めると共に、万が一、ハラスメントが発生した際には、被害者の保護と被害拡大の防止を第一に、必要に応じてJリーグとも連携しながら再発防止策の策定を含む、適切かつ迅速な対応を行います。

なお、曺貴裁氏の招聘にあたりましては、チーム編成情報という秘匿性が高く、また公表に向けた調整要素が多く絡む情報であることから、ホームタウン、パートナー、そしてファン・サポーターのみなさまなど、浦和レッズに思いを寄せてくださるみなさまに対し事前のご説明が叶わず、ご心配をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

上記ご説明では不十分な面もあろうかと存じますが、招聘にあたっては過去事案の確認、法令との突合を含むクラブとしての責任範囲の再確認、チーム管理担当を中心としたクラブとしての体制確認、そして道義的に行える範囲での関係各所へのヒヤリングなどを行ってまいりました。これらの事前準備の過程を通じて得た曺貴裁氏に関する情報の中に、最終決裁者である私から同氏への信頼が揺らぐ情報が無かったこと、またその事実に基づいてクラブの担うべき責任を曖昧にしないこと、そしてクラブ理念に反する行為、事象を決して容認、黙認しないことをここにお約束申し上げます。

曺貴裁監督とともに目指すフットボールの深化

2020シーズンのフットボール本部立ち上げ以降、浦和レッズは「チーム・個・姿勢」というチームコンセプトのもとに、継続性を旨にチーム強化を行ってきました。私どもが何をもって継続性と捉え、曺貴裁新監督と共にどのようなチーム作りを目指すのか、以下にご説明いたします。

フットボールシーンにおいては、戦術面でのトレンドへの追従性と勝敗に一定の相関関係があることから、チームコンセプトを過度に具体的なプレーシーンの説明とはしておりません。そのことによって抽象度の高い表現になっており、解釈に幅が出ることから、さまざまなご意見が生じることも当然のことと理解しております。一方で換言いたしますと、根源的に浦和レッズが目指すフットボールは、戦術面でのトレンドを追うだけではないということでもあります。

フットボール本部立ち上げ以降の監督選定にあたっては、チームコンセプトに軸足を置きつつ、同時点におけるリーグ内でのチームポジション、チームの成長フェーズやそれに紐づくチーム内の雰囲気、選手編成や市場の流動性、戦術のトレンドなどを勘案した上で、どのような特徴を持った監督が適正かということを検討し、決定してまいりました。そして、各監督がチームコンセプトを咀嚼し、それぞれの個性や特徴に基づく解釈を添え、チーム、選手への落とし込みを行ってきました。「ポジショナル」「ポゼッション」「ハイプレス」「ストーミング」などの言葉は、それぞれが独立した概念として、いずれか一つに絞ることが一貫性、継続性の証であるという解釈をされることもありますが、実際には同一チーム内での共存が可能であり、時間帯や攻守の構造(ピッチ上における選手の立ち位置とボール運びの原則)などによって切り替え、併用が可能なものであると考えております。そのため、構造によって主導権を握ることを目指した監督、前方へより重心を置き積極的なプレッシングによって主導権を握ることを目指した監督、強固な守備ブロックをベースに攻守のバランスを取りながら主導権を握ることを目指した監督など、その時々のチーム状況や各監督の強みとの適合性を踏まえ、チーム戦術にも幅をもってきました。これがチームコンセプトに一定の抽象度を残す目的であり、同時に、「攻守において主導権を握るフットボール」の実現という目標には継続性を求め続けてまいりました。しかしながら、いずれの監督もそれぞれの手段を通じて選手たちにチームコンセプトを高い水準で体現させられた時期と、そうでない時期とがあり、結果として、J1リーグでの優勝を実現することができませんでした。

Jリーグ百年構想リーグに向けて、堀之内SDとマチェイ・スコルジャ前監督は、攻撃においては「相手の背後へのランニングを増やすこと」、守備においては「前からのマンツーマンでのハイプレス」、そしてトランジションにおいて優位性を保つべく「ボール奪取位置を高く、得点機会を増やす」ことを目指しました。スコルジャ前監督はゾーン1での守備構造の構築に長けており、その特徴との悪質なトレードオフを生じさせないままにそれらの課題に取り組み、そのチームの強みは、主に攻撃に特徴を持った田中暫定監督率いるチームとなっても引き継がれました。強固な守備をベースに、得点機会を増やすという当初の狙いへの評価としましては、データ上は前年と比較して改善された項目が一定数見られるものの、勝ち点という結果には繋がっておらず、その課題を解決しきれないままに田中暫定監督へ指揮を託す格好となりました。田中暫定監督は、年初からこのチームの一員として活動しており、選手やチームの長所、短所を深く理解しているというアドバンテージを活かし、短期間で主に攻撃面における構造整理を通じて、一定の成果をあげました。

こうした流れを汲み、来シーズンを迎えるチームの監督に曺貴裁氏を招聘した最大の理由は、これまで同監督が率いてきたチームがピッチ上で表現してきたフットボールに、縦方向への推進力、インテンシティの高さ、即時奪回、攻守の連動性といった特徴があり、それらの要素を高い水準で表現しながら、攻守において主導権を握るフットボールを、継続的かつ安定的に実現できると判断したことにあります。現在の国内外を問わない戦術トレンドは、より強度(デュエル、スピード、運動量、判断の質)が高く、バーティカル(ゴール方向に素早く、効率的に前進する)なフットボールを展開するチームが勝率を高める傾向にあると言え、曺貴裁氏はこのトレンドに沿いながら、浦和レッズのチームコンセプトを高次元で体現したフットボールを展開できる監督であると評価しております。

しかしながら曺貴裁氏にこれらのフットボールを期待することは、過去の監督たちがチームコンセプトに基づいて積み上げてきたものをリセットすることと同義ではありません。

上記の通り、夫々に特徴を持った監督たちが積み上げてきたものから成る現在のチームを、濃淡はあれ、活かすべきものは活かしながら、曺貴裁氏の特徴と高い次元で融合させてい

くことを期待しております。

曺貴裁氏のもとでは、攻撃においては前方向に最短最速でゴールを目指し、何度もそれを連続することで相手を圧倒することを目指します。

守備においては、相手陣地では連動したチームとしての守備をベースにボールを奪いにいき、自陣では攻撃に繋げることを大前提に、ゴールを守ることへの強い執着を持った守備を

行います。

トランジションの局面においても、ボールやスペース、仲間・相手の立ち位置を把握して、よりアグレッシブな判断を選手に促すことで試合を支配し、最後まで前向きに闘い抜くことを求めてまいります。

そして、選手がピッチで躍動することによって発せられる熱量が、ファン・サポーターのみなさまへ伝わり、スタジアムをより熱狂させる。

そのようなフットボールを展開したいと考えております。

最後に

本監督人事をきっかけとして、クラブの考えをもっと積極的に発信して欲しいという声を多く頂戴いたしました。監督人事については契約事である以上、公式発表を行うまでご説明ができないという現実があり大変心苦しく存じておりましたが、一方で日頃からクラブの考えをお示しする場面を増やすことができていれば、こうした場面にお与えする印象や心象も今回のそれとは違うものになっていた可能性もあるのではないかと、今更ながらではありますが痛感しております。

本発信をもって、みなさまのご不安やご不満の全てを解消することはできていないかとも思いますが、可能な限り誠実に、自身の心と言葉をもってご説明させていただいた次第です。

浦和レッズがクラブ理念内に謳い、そして実現を目指している「自立」の「自」は、ホームタウン、パートナー、そしてファン・サポーターのみなさまを始めとした、浦和レッズに思いを寄せてくださる全ての方々を指していると理解しています。

みなさまと共に立ち、共に困難に立ち向かい、共に世界を目指すことから、一時も目を逸らすことなく浦和レッズは邁進してまいりますが、その過程に於いて、私たちの力不足やご提供できる情報の不足などによってご理解、ご納得を得られない場面が今後も生じるかもしれません。

それでも私たちは、そうした場面を生じさせないための努力と、浦和レッズに思いを寄せてくださる全ての方々に対して、自分たちの言葉で説明することのできる判断、行動を取り続けることだけはお約束いたします。

浦和レッズは、浦和レッドダイヤモンズ株式会社の所有物ではありません。

今日まで浦和レッズに関わり、そして思いを寄せてくださった全てのみなさまによる情熱、愛情、そして結束の証であると理解しています。

約20年もの間、リーグタイトルを取れていないこのクラブを、これほどまでに多くのみなさまが熱くサポートしてくださることは決して当たり前のことではありません。

不完全な私たちではありますが、そうした思いになんとかお応えしたい、そしてなんとかみなさまにもっと多くの喜びや感動をお与えしたい。この気持ちに嘘、偽りはなく、この気持ちを抱き続けることができないのであれば、浦和レッズのエンブレムを背負うべきではないとすら思います。

今後も浦和レッズは、浦和レッズの一員である、このクラブに思いを寄せてくださる全ての方々と共にあり続けたいと強く願っております。

そしてこの願いが心からの願いであると、このクラブに思いを寄せてくださる全ての方々に感じていただけるクラブ運営に励んでまいりますので、引き続き浦和レッズをどうぞよろしくお願い申し上げます。

浦和レッドダイヤモンズ

代表取締役社長

田口誠

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J3

カズ、19年ぶりJオールスターへ調整 国立前日練…
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