ガンバ大阪が劇的逆転劇で浦和レッズを下し、明神智和新監督(48)の初陣を白星で飾った。

前半に退場者を出した浦和に1度は2-1と逆転しながら、後半に2点を許してひっくり返された。それでも後半39分にFWウェルトン(29)のゴールで同点に追い付くと、同41分にFW山下諒也(28)の右クロスをFW植中朝日(24)が頭で合わせて再逆転。明神監督が途中投入した2人がゴールを決めた。

その後は、18歳297日で先発出場し、J1開幕戦先発GKでは99年の南雄太(柏)の19歳157日を更新する最年少記録を打ち立てたGK荒木琉偉(18)を中心にリードを守って勝ち点3を獲得。初指揮で勝利し「まずは勝利を第一に考えていたので、勝てて良かった」と胸をなで下ろした。

今季に向けたオーストリアキャンプの前に、前任のビッシング監督がアルイテハド(サウジアラビア)に引き抜かれ、7月18日に急きょ監督に就任。「ハーフシーズンで積み上げたものが選手、チームとして自信になっている」と、百年構想リーグで構築したプレッシングからの鋭い攻撃の路線継続を選択。チームがバラバラになってもおかしくない状況の中で選手の意識を統一させ、開幕白星につなげてみせた。

選手として長くプレーしたクラブで監督デビューを果たし、白星スタート。「熱狂する試合がしたい」と話していた新指揮官が、3万4855人の観衆の心を動かした。【永田淳】

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