<J1:新潟2-0清水>◇第11節◇8日◇アウスタ

 新潟が先手を取った。前半19分、MFマルシオ・リシャルデス(28)の右CKをニアサイドに飛び込んだDF西大伍(22)が頭で合わせて先制した。さらに、同43分には、左サイドからワンツーで中央に切り込んだFWミシュウ(28)が相手DFを1人かわして2点目。一方、開幕から10戦無敗で首位の清水は、ゴール前でミスを連発。前節の京都戦に続き、2試合連続の2点ビハインドで前半を折り返した。

 後半は、新潟の守備陣がふんばり、清水の追撃を許さなかった。同25分にはGK東口順昭(23)が、清水FW岡崎慎司(24)との1対1を片手1本でしのいでピンチをしのぐと、DF永田充(27)が足をつりながらも、空中戦でしぶとく跳ね返して完封。今季初の3連勝を収めた。一方、清水は後半開始早々から両サイド攻撃で何度も決定機を作って反撃したが、得点を奪えずに無得点。今季初黒星を喫して、開幕か10戦無敗の記録も途絶えた。