<J1:京都3-2磐田>◇第4節◇27日◇ヤマハ

 昨季得点王の磐田FW前田遼一(28)が、京都戦で今季第1号を決めた。1-1で迎えた後半13分、MF松浦が獲得したPKを冷静にゴールど真ん中に蹴り込み、一時勝ち越しとなるゴールを決めた。しかし、チームは終盤に逆転を許して4戦白星なし。試合後、前田は「ゴールは松浦やチームのみんなのおかげ。チャンスで、僕がもっと決められるようにならないといけない」と、危機感を募らせた。昨季20得点を挙げた得点王はリーグ戦での活躍が評価され、09年9月のオランダ遠征で日本代表に1年3カ月ぶりに招集された。今季は左太もも肉離れでスタートは出遅れたが、3試合目の出場で初得点。常に「クラブで結果を残さないと代表には呼んでもらえない。頑張るだけ」と話している日本代表のセルビア戦のメンバー発表を前に、PKといえどもプラス材料にはなったはずだ。