11日に相馬前監督を解任した川崎Fが、新監督に山本昌邦氏(44)を最有力候補としていることが12日、分かった。庄子春男GMが同氏について「有力な候補の1人です。ライセンスも持っていて経験もある」と言及。山本氏も含めて候補を日本人3人に絞り込んでおり、近日中にも同氏にオファーを出すとみられる。

 元磐田監督の山本氏は現在フリーで、川崎市内在住。アテネ五輪で代表監督の経験もあり、若手の育成に定評がある。02年W杯日韓大会では代表コーチを務め、MF稲本は教え子にあたる。庄子GMは「選手の特長を引き出してくれるような人材がいい」とも話し、指導経験が豊富な山本氏は最適といえる。

 明日14日のアウェーG大阪戦は望月達也コーチ(48)が暫定的に指揮を執るが、18日のナビスコ杯・仙台戦については、庄子GMは「まだ分からない。(新監督決定は)早い方がいい」と話し、早ければ休日明けの16日から新体制でスタートする可能性もある。