J2磐田の元日本代表FW前田遼一(33)の代理人を務めるロベルト佃氏が22日、東京からの獲得オファーがあることを認めた。斎藤、中村が所属する横浜と契約更改交渉を行うため横浜市内のマリノスタウンを訪れた。同氏は「東京と話はしている。磐田にも理解してもらっている。あまり長引かせないで年内には決めたいと思っている。磐田も早く答えが欲しいと言っているし」と話し、今月中にも結論を出す意向だ。

 現時点で東京以外のクラブから正式なオファーはなく、選択肢は移籍か残留かになる。過去にも09年にG大阪など複数から、11年には横浜からオファーを受けたことがあるが、磐田残留を決断し高卒から一筋で15シーズン在籍してきた。ただ、同氏は「本人はJ1でのプレーを希望している」と言い、磐田との複数年契約が満了する今オフのタイミングで、自身初めての移籍も視野に入れて、可能性を模索。補強ポイントと合致した東京から正式オファーが届いた。

 磐田は契約延長の条件を提示済み。移籍か、残留か、前田にとって国内では3度目の決断になる。