連覇を狙うフランスは、負傷者が続出する中、前回大会でも同組だったデンマークと対戦する。勝利すれば、今大会の決勝トーナメント進出“一番乗り”となる。

22日のオーストラリアとの初戦は先制を許すも、その後4発を浴びせて逆転勝利。36歳のFWオリビエ・ジルーが2得点を重ねれば、FWキリアン・エムバペ(23)もW杯通算5得点目となるゴールを決めた。

第2戦で戦うデンマークは、18年ロシア大会でも同組。1次リーグ第3戦で顔を合わせ、0-0のスコアレスドローだった。今年の欧州ネーションズリーグでも2度対決。6月は1-2、9月は0-2と、いずれも敗戦を喫した。

フランスを率いるデシャン監督は、25日に「フランスサッカー連盟」公式サイト内でコメントを発表。連敗中の難敵について「実際よりも過小評価されているチーム。6月と9月の(欧州ネーションズリーグ)2試合で、私たちは悲惨な目に遭わされた」と警戒を強めた。リベンジすべく、「この流れを逆転させなければならない」と決意を示した。

1次リーグ突破と、史上3チーム目の連覇へ-。同じ相手に3度も負けるわけにはいかない。

◆フランスの主な負傷者

FWベンゼマ(大腿直筋の負傷で離脱)

FWエンクンク(左膝負傷で離脱)

DFリュカ・エルナンデス(第1戦で右膝前十字靱帯損傷のため離脱)

DFキンペンベ(アキレス腱の負傷で離脱)

MFポグバ(右太ももの負傷などのため落選)

MFカンテ(太もも裏手術の影響のため落選)