【ドーハ(カタール)29日】日本代表MF堂安律(フライブルク)が、スペインとの運命の一戦に向けて「ドイツに勝った自信は失っていない」とエネルギーに満ちた口調で語った。

コスタリカとの第2戦を落としたものの、スペインに勝てば自力での決勝トーナメント進出が決まる。強敵であることは間違いないが、「(コスタリカとの)一戦で、積み上げがゼロになることはない。この状況こそ信じることが必要」。逆境を乗り越えてきた精神力がここで生きる。

スペインとは東京五輪でも対戦し、圧倒的にボールを支配され、延長戦で力尽きた(0-1で敗戦)。当時のメンバーがスペイン代表にも7人おり、対戦して得たものをすでにチームに還元しているという。「まだ話し合っている最中だが、(五輪と)同じように戦うとボールを持たれすぎる。僕としては前からいきたいが、後ろ(守備陣)はきついという意見もある。まだ時間があるので、意見交換したい」と、きめ細かく対策を詰め、大一番に向かう。