日本(FIFAランキング24位)がスペイン(同7位)を2-1で破り、決勝トーナメント進出を決めた。
フル出場したDF板倉滉(25=ボルシアMG)は守備陣の一角として前半の失点を1点に抑え、後半の逆転劇につなげた。前半39分にイエローカードを受け、累積2枚目で次戦クロアチア戦は出場停止となったが、スペインの攻撃を食い止めた
板倉のミックスゾーンでの主なコメントは以下の通り。
-前半の失点シーンは
クロスサイドの所でマークのズレが生じたと思いますし、あの時間帯でああいった隙を出しちゃいけないというのはスペインに対してもそうですけど、W杯では大事になってくるところ。チームに迷惑をかけたと思いますけど、そこからブレずに1点のところで終止していればチャンスがくると指示もありましたし、その結果、前の選手も決めてくれたので、うれしく思います。
-1点でというのはドイツ戦の経験も踏まえて
そうですね。そこから立て続けにやらないようにというのは意識していました。
-そこからのリカバリーはどういう風に意思統一したか
前に出るしかなくなったので、逆にそこははっきりした。それが後半開始早々にああやって2点とれたのは大きかった。
-ハーフタイムには前からいこうと話が出たというが、話し合いでどういった意識を持っていたか
行くしかない状況でしたし、まずは1点取らなければいけない状況だった。非常に後半は良い入りをしたと思うし、その良い入りの中で2点を取れた。チームを楽にしてくれたし、そこからまたやるべきこともはっきりして、守り切るというところにスイッチできた。そこで失点しなかったことも良かったなと思います。
-前から行くというのは誰が言い出したのか
誰がというよりも、状況がそういう状況だった。はめにいった方が良い状況だった。次は出場停止で悔しい。
-冨安が入った時に、ボランチに入るのかなと思ったか
いや、ないですね。大地(鎌田)と交代して、(伊東)純也くんが前に行った。その時点で僕じゃないなとは思いました。
-あの形は練習ではやっていたか
練習ではあの形ではやっていない。でも、やることははっきりしているし、トミ(冨安)も普段右サイドバックやっているし、隣にいて非常に安心感もあって、助かりました。