ワールドカップ(W杯)カタール大会で、目標のベスト8にあと1歩及ばなかった日本代表の主将、DF吉田麻也(34=シャルケ)が13日、テレビ朝日系列のニュース番組「報道ステーション」に出演し、激闘の裏側を語った。

3回目のW杯では初の主将としてチームを引っ張ってきた。試合直前のロッカーでは声がけをして、チームに活を入れた。ベスト8をかけたクロアチア戦の直前には「ベルギーの試合から1617日、4年半、この日のためにやってきた。この日のために。俺たち次第だぞ。全員で勝つ。行くぞ」と気合を入れた。

声がけについては「精神的な部分をもう一段階押し上げて、みんなをピッチに送り込みたい」と狙いを話した。クロアチア戦の声がけについては、前日に前回ロシア大会のベルギー戦からその日までの日数を調べたという。「4年半というより、1617日ということで、1日1日頑張ってきたことをアピールしたかった」と説明した。

スペイン戦後のバスの中では予選突破の喜びも重なり、ケツメイシの「涙」を大合唱。DJは久保建英。リクエストが1番多かったのは長友佑都だったという。「絵に描いたような青春ドラマみたいな感じ」と振り返った。

今後の代表活動の去就については結論を出さなかったが「ただ自分も進んでいかないといけない。まず(ブンデスリーガで所属の)シャルケの1部残留に集中したい」と話した。