アルゼンチンの新鋭フリアン・アルバレス(22=マンチェスター・シティー)が2ゴールを含め、チームの全3点に関わる活躍で勝利に貢献した。

アルバレスは前半32分、スルーパスを受けながら相手ペナルティーエリアに突入。GKリバコビッチに倒されてPKを獲得した。このPKをメッシがゴール右上に突き刺してアルゼンチンが先制した。

アルバレスは同39分のカウンター攻撃の際にはハーフウエーライン手前でメッシからのパスを受け、そのままドリブル。相手ゴール前まで持ち上がり、何度かボールを奪われそうになりながらも強引にゴールに迫り、右足でシュートを押し込んだ。

アルバレスは後半24分にはドリブルで右サイド深くに進入したメッシからのマイナスの折り返しを右足で流し込んでこの日2点目をマーク。エースのメッシに勝るとも劣らない活躍でチームを決勝に導いた。

試合後、メッシはアルバレスについて「今日はだれよりもすごかった。素晴らしいプレーをしたと思う。彼は今大会、我々にとって本当に重要な選手になっている」と最大限の賛辞を贈った。

子供のころ、サッカーがうますぎてきょうだいから「足がたくさんあるクモみたいだ」とニックネームをつけられた。

以来、「スパイダー」の愛称で知られるアルバレスは「個人的にもチームとしても本当にうれしい。しっかり休んで、日曜日(決勝)は素晴らしい試合をしたい」「(地元の)カルチンも国全体と同様に、クレージーな騒ぎになるだろうね。ここまで成し遂げてきたことをうれしく思うし、もう一つ勝ち取りたい」と笑顔を見せ、決勝戦でもスパイダーマンのようなヒーローになることを誓った。

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