史上初のノーサプライズ・ジャパンの誕生だ。日本サッカー協会(JFA)は5月31日、都内のホテルでワールドカップ・ロシア大会に臨む日本代表23人を発表した。

<強敵揃いのH組>

 ◆コロンビア代表 2大会連続6回目の出場。12年に就任した名将ぺケルマン監督の下、MFハメス・ロドリゲス(Bミュンヘン)、FWファルカオ(モナコ)ら攻撃陣にタレントをそろえている。3月には敵地でフランスを相手に2点ビハインドから逆転勝ち。4年前のW杯8強時よりも強くなっている。FIFAランキング16位。

 ◆セネガル代表 4大会ぶり2回目の出場。02年W杯日韓大会では王者フランスを破るなど初出場ながら8強入り、当時のシセ主将が今回の監督。注目は右ウイングが定位置のFWマネ(リバプール)。抜群のスピードが持ち味で欧州CL決勝のRマドリード戦でも得点した。FIFAランキング28位。

 ◆ポーランド代表 3大会ぶり8回目の出場。W杯予選9試合で16得点のエースFWレバンドフスキ(Bミュンヘン)が浮沈のカギを握る。16年の欧州選手権で8強入りに貢献したDFグリク(モナコ)ら主力も残っており、攻守に安定感がある。ナバウカ監督が13年10月から指揮、今回は飛躍の大会と位置付ける。FIFAランキング10位。