日本代表DF長友佑都(31=ガラタサライ)が1日、自身のツイッターに「年齢で物事判断する人はサッカー知らない人。」と投稿した。前日に発表された日本代表メンバーの平均年齢は28・3歳で、過去のワールドカップ(W杯)代表と比べて最も高い。年齢が注目されたことに反発したとみられる。日本代表は1日、千葉県内のホテルに再集合。事前合宿地のオーストリア・インスブルックへ向けて、2日に出発する。

 日本代表のメンバー発表から一夜明けた1日午後1時すぎ。長友がツイッターでつぶやいた。

 「年齢で物事判断する人はサッカー知らない人。」

 この投稿には多くの人が反応し、7時間後には2900件超のリツイート、1万5000件超の「いいね」が寄せられた。

 反響は賛否両論ある。「僕も同じこと思ってました!」「長友選手と同じ意見で、私も年齢で物事判断すべきではないと思っています」という肯定派もいる。しかし、ツイッターに寄せられた意見は、多くが批判的だ。「結果を出してから文句言え」「長友選手みたいな影響力がある選手がこんな発言するべきじゃないと思います」「じゃあサッカー知ってる奴だけ応援すれば良いのか?」などと炎上気味だ。

 西野新監督が初采配を振るった5月30日のガーナ戦は、内容に乏しく0-2で敗戦。この試合に残った26人のうち、同31日の代表発表では年齢が若い順に3人が外れた。平均年齢は、日本がW杯に初出場した98年以降で最も高齢となった。

 勝てないことでファンのストレスがたまり、批判的な声が選手に届く。いつもなら冷静に受け答えする長友でさえ感情的にツイートするほど、選手も追い詰められているのかもしれない。

 長友はその後、東京・代々木公園でトレーニングしたことを写真付きでツイート。結果で示さなければいけないことは、当然分かっている。