W杯ロシア大会(14日開幕)に備え、オーストリア・ゼーフェルトで事前合宿中の日本代表GK東口順昭(32=G大阪)がシュート練習で存在感を示した。

 全体メニューの最後に行われたもので、負傷明けのFW岡崎、MF乾、バックアップメンバーのFW浅野、MF井手口に対してゴール前に仁王立ち。左右から3本ずつ放たれたシュートに好反応を続け、途中、7人連続で完璧に抑え切った(6本中、成功が0本)。

 打つ側のミスもあったものの、打たれて横っ跳びしては立ち上がり、の繰り返し。顔面骨折からの復活をアピールした。その前の、セットプレー練習の守備でも堅守を披露。攻守において競る相手をつけず、基本を確認した内容に「ドリル的な練習は代表では初めてかもしれない。精度やスピードを見直す意味でも良かった」と前向きに取り組んだ。その上で「最後の精度を磨かないと、その先の戦術練習もないので」と、この時期に基礎トレーニングが組み込まれたことに理解を示し「昨日は2部練習で負荷も高かったし、しっかり選手で話し合いながら練習できた」と振り返っていた。