国際サッカー連盟(FIFA)は、ワールドカップ・ロシア大会の出場全32チームの最終登録選手各23人を公表し、ロナウド(ポルトガル)メッシ(アルゼンチン)ら全736選手が出そろった。クラブ別ではマンチェスター・シティーが最多の16人選出。欧州CL3連覇を果たしたレアル・マドリードから15人が選ばれた。

 欧州王者Rマドリードを押しのけて最も多くW杯メンバーを輩出したのはプレミアリーグで優勝したマンチェスターCだった。ブラジル代表FWガブリエルジェズスやアルゼンチン代表FWアグエロらが選出。イングランド代表にはFWスターリングら4人が選ばれた。2位となったRマドリードからはポルトガル代表FWロナルドやドイツ代表MFクロース。スペイン代表はDFセルヒオラモスら6人が入った。

 3位には14人でバルセロナがランクイン。ヴィッセル神戸入りが決まったスペイン代表MFイニエスタが選ばれている。同選手は4度目の今大会での代表引退を示唆。最後のW杯で10年大会以来の優勝を目指す。

 国別では2連覇を目指すドイツはMFミュラー、GKノイアーら前回優勝経験者が9人入った。最多5度の優勝を誇るブラジルは右足負傷から復帰したFWネイマールや、MFコウチーニョら強力な攻撃陣が顔をそろえた。フランスからは、19歳で10番を背負うFWエムバペ、FWグリーズマン、MFポグバら多くのタレントがおり優勝候補。20年ぶりの頂点を狙う。