突然の監督交代に揺れるスペインが15日、1次リーグB組でポルトガルとの初戦に臨む。14日は試合会場で記者会見し、急きょ指揮を執ることになったイエロ新監督は「長年いいサッカーをしてきたチームだ。変わらず主導権を握り、美しくプレーしたい」と自信をのぞかせた。

 ロペテギ前監督は12日にレアル・マドリード(スペイン)の監督就任が発表されたことを理由に、13日に解任された。Rマドリードに所属するセルヒオラモスは「ロペテギ監督もチームの一員だったので残念だが、なるべく早く過去のことを忘れて前に進まなければいけない」と切り替えた。

 試合よりも監督問題の質問が相次ぎ、セルヒオラモスは「W杯が始まるというのに、まるで葬式のようだ」と冗談を飛ばして会見場を後にした。