“持ってる”勝負師、西野朗監督(63)率いる日本が、28日の1次リーグ最終戦ポーランド戦で2大会ぶりの決勝トーナメント進出を目指す。24日の第2戦も数々の強運伝説を持つ指揮官の采配、起用がさえ渡り、セネガルと2-2で引き分け、1勝1分けとした。直後にコロンビアに敗れたポーランドの敗退が決定。最終戦は引き分け以上なら他の試合結果にかかわらず、1次リーグを突破する。

<西野朗“持ってる”伝説>

 ◆金運 G大阪時代は2年ごとに契約を更新し計10年間在任した。05年Jリーグ初優勝、07年ナビスコ杯(現ルヴァン杯)初優勝など、契約を更改するシーズンに好成績を収めることで「奇数年シーズンの西野」と呼ばれた。推定年俸6000万円で就任し10年目は1億2500万円に跳ね上がった。

 ◆当選 浦和西高時代、当時のサッカーファンのバイブル的なテレビ番組「三菱ダイヤモンド・サッカー」(東京12チャンネル、現テレビ東京)のスパイクプレゼントに応募。あまりの高倍率に、当選者は本当にいるのかと話題になったが、「俺、当たったんだよ」。

 ◆久米宏 フリーアナウンサーの久米宏は遠い親戚だった。23日のTBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」で久米アナは「コロンビアに負けたらひた隠しにしようと。西野朗さんは、親戚なんです。遠い親戚。むこうも知っている」と告白した。

 ◆万馬券 ギャンブルは一切やらないが、出演したラジオ番組の余興などで2回だけ馬券を買うと、いずれも万馬券という強運の持ち主。