日本代表GK川島永嗣(35)が1次リーグ突破のかかるポーランド戦でも守護神として日本のゴールマウスに仁王立ちする。27日は西野監督と並び、前日の公式会見に出席。2戦続いたミスで「批判も浴びているが」と聞かれても、冷静に返した。

 「日本代表の選手としてプレーする中で、批判されるということに対して覚悟がなければ、この場にはいない。選手として、前の試合より、次の試合で何ができるかが一番大切。前の試合は本当にチームメートに助けられた。今度は自分がチームを助けられるようにいい準備をしたい」

 2試合連続で失点に絡んでいる。攻撃陣の奮起で2度追い付いて引き分けたセネガル戦後には猛省。ただ、このまま終わるような男ではない。

 西野監督の信頼も厚く、ともにプレーするチームメート、かつてプレーした先輩ら仲間も認める確かな力と経験がある。ハリルホジッチ前監督のもとでは所属先がなく異例の“浪人生活”を余儀なくされ、日本代表からも漏れた。そこからはい上がり、日本人で初めて3大会連続でワールドカップ(W杯)の正GKとして、ピッチに立ち続ける。名誉挽回する舞台がすぐに来る。