張本勲氏が1日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演し、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の1次リーグ最終戦のポーランド戦での、西野監督の談話に対して「喝!」を出した。

 0-1と負けている状況でラスト10分に消極的に自陣でパスを回した戦術を行い日本が決勝トーナメント進出を勝ち取ったことについて、「サッカーファンとしたら良かった。ホッとしています」と話すと「最後の試合相手は決勝に進めないチームで、時間稼ぎに何だと。あんな戦い方したらダメだと言う人もいるし、冗談じゃない進出のための戦い方なのだと言う人もいる。答えは出ませんよね」と語った。

 しかし、西野監督の試合終了後の談話の話になると一転、喝を入れた。「不本意だとか、苦渋の選択だとか、言っちゃいけない。私が指示しましたと。それだけでいいんだよ」と話すと、隣でゲスト出演した秋田豊氏に話しを振った。急に話を振られた秋田氏は苦笑いした。そして消極的な試合展開をしたことに世論の意見も分かれたことに対し「どっちも正しいと思う。両方が言い分あるので。ただ“しかし”は困る。勝ったけど“しかし”、負けたけど“しかし”では困る」と話した。